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反抗から報復へ 強硬な香港政府に明日なき「最後の闘い」挑む学生たち

 香港で続く警察と若者らの衝突が、日ごとに激しさを増している。中国の習近平指導部から「秩序の回復」を指示された直後から、香港警察が強硬姿勢をさらに際立たせる一方で、若者らも警察への「報復」を呼び掛け、先鋭化しているためだ。平日でも日中に市街地や大学周辺で催涙弾が発射されるのが日常的な光景となり、5カ月以上にわたり続く香港のデモは、出口がまるで見通せない「騒乱」状態に陥りつつある。

バリケード、手製の武器で“防衛”

 香港島にある香港大。校門付近の道路に無数のレンガが置かれている。「もし警察が大学の中に入ってきたら、これを投げるつもりだ」。「劉」と名乗る黒いマスクの18歳の男性が14日レンガに目をやりながら、こう語った。

 校門付近には鉄柵が組まれ、出入りしづらくなっている。学内には、応急処置用の薬品や、くぎがむき出しになった手製の武器が置かれていた。「こいつは中国本土あるいは香港当局の回し者だ」とみなされただけで若者のターゲットにされる――こんな緊張感が漂っている。

 香港警察は11~12日、デモ隊の拠点とみなす香港中文大などに突入した。催涙弾を相次いで放つと、学生らは火炎瓶などで対抗した。警察は11日だけで287人を拘束。6月にデモが本格化して以降、1日の拘束者数としては最多となった。12日も中文大などで催涙弾やゴム弾など計3385発を放ち、142人を拘束した。

習主席との会談後、逮捕や銃撃ためらわなくなった香港行政長官

 林鄭月娥(りんていげつが)行政長官が今月4日、習近平・中国国家主席との会談で「秩序の回復」などの指示を受け…

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