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クイーンズ駅伝・注目選手

天満屋・小原怜 MGC3位の名門エース「イップスから復活へ」

MGC女子3位でフィニッシュする小原怜=東京都港区で2019年9月15日午前11時39分、久保玲撮影

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 「クイーンズ駅伝in宮城 第39回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」(日本実業団陸上競技連合主催、毎日新聞社、TBSテレビ、宮城県など共催、東京エレクトロン特別協賛)が24日、宮城県を舞台に行われる。22チームが参加し、令和最初の「女子駅伝日本一」の座を懸けたレースに挑む注目選手を紹介する。(年齢はレース当日現在)

小原怜(29)=天満屋

 苦しげな表情を浮かべ、前を追い続けた。9月15日開催の東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」。終盤に強烈な追い上げを見せ、2位と4秒差の3位に食い込んだ。1秒差で代表の座を逃した2016年リオデジャネイロ五輪の選考会に続く惜敗。それでも、今回は最後の3枠目に入る可能性を残した。

天満屋の小原怜選手=岡山市北区で2019年10月11日、梅田麻衣子撮影

 リオ五輪後はいばらの道を歩んだ。17年に左足を疲労骨折し、その後は「イップスみたいに走り方が分からない」状態が続いた。普段の生活では歩けたが、股関節に力が入らない感覚もあって練習で走れなかった。MRI(磁気共鳴画像化装置)検査も異常がなく、心はすさみ、現役引退も頭をよぎった。

 それでも後ろ向きに歩くなど地道なトレーニングを続け、フォームやケアにも気を配って昨夏から状態が戻り始めた。「このまま走れなかったら、どうするんだろうと思った。でも、そうなった時に走りたい気持ちが強くなった。私が輝けることは走ることなんだと感じた」

 今も万全とは言えないという。MGCも「もしかしたら最後になるかもしれないと思った。あの中でゴールできたのは安心した」。ただ、一方で「中盤にもう少し粘れたら、2位できちんと内定をもらっていた」と悔やみ、「もう一度自分を見つめ直すチャンスだと思う」と前向きに振り返る。

 昨年の全日本大会でチームは2位と躍進した。自身はアンカーで区間4位にまとめたが、「自分がいい状態なら逆転して優勝できていた。本当に悔しい。今年は必ずチームに貢献して、高い所を目指していけるチームなので上にいきたい」。名門のエース格を担うプライドをにじませる。【新井隆一】

※「サンデー毎日増刊 大会公式ガイドブック」より

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