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余録

あと2日で安倍晋三首相の通算在任日数は…

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 あと2日で安倍晋三首相の通算在任日数は憲政史上最長の桂太郎元首相(1848~1913年)に並ぶ。桂と言ってもなじみが薄いだろう。あだ名を知れば人となりをイメージしやすいかもしれない▲有名なのは「東京日日新聞」記者が名付けた「ニコポン」。ニコニコ笑って政治家や財界人の背中をポンとたたき手なずけるのがうまかった。「八方美人」と言われた伊藤博文が「それなら桂は十六方美人だ」と切り返した逸話もある▲長州藩上級武士の出で、叔父は松下村塾のスポンサー。「維新三傑」の木戸孝允や元勲・山県有朋に引き立てられ、陸軍官僚として出世した。家柄だけでなく、有力者に取り入るずうずうしさと周りを仲間で固める手法が徹底していた▲山県の子分の「第二流内閣」と軽んじられたが、第1次政権4年半で日英同盟を結び、日露戦争に勝利する。第2次政権の3年で韓国併合などを行い自信を付け、やがて衆議院・貴族院・枢密院・官僚を束ねる巨大新党結成を目指した▲増長しだした「ニコポン」の第3次政権に世論は反発する。「憲政擁護・閥族打破」を掲げた第1次護憲運動が全国的に高まり、わずか2カ月で退陣。8カ月後、失意の桂は病没した。政権担当通算8年弱。その歴史的評価は悩ましい▲「カニ・メロン大臣」「選挙ウグイス闇報酬大臣」が辞め、「身の丈大臣」が大学入試見直しで迷走する中、安倍首相は「桜を見る会」の釈明に追われる。史上最長記録達成の日を誇らしく迎えられるだろうか。

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