メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「裏切られた」長崎・石木ダム事業に徹底抗戦する住民の根深い行政不信

「出て行く理由はない」と、県道付け替え工事現場に座り込む岩本宏之さん(左)=長崎県川棚町で2019年11月13日午前11時59分、綿貫洋撮影

 長崎県川棚町で県と佐世保市が計画を進める石木ダム事業は18日、水没予定地の川原(こうばる)地区に住み続ける13世帯の土地・家屋の明け渡し期限を迎えた。19日以降、県は家屋から住民を排除する行政代執行が可能になるが、13世帯に立ち退きの意思はなく徹底抗戦の構えだ。国の事業採択から44年を経て、混迷が深まっている。【綿貫洋、浅野翔太郎】

 数人の県職員が取り巻くように監視する中、仲間と腰を下ろした。今月13日、ダム建設に向けた県道付け替え工事の現場に岩本宏之さん(74)の姿があった。元町職員で13世帯約50人の住民の一人。2010年から工事の中断期間などを除き、座り込みは延べ700日以上に及ぶ。「代々住んできた土地に住み続けたいだけ」。言葉に力がこもる。

 初夏には無数のホタルが乱舞する川原地区。住民は米や野菜を作り暮らす。のどかな山村だが、約半世紀もの間、ダム建設を巡って翻弄(ほんろう)されてきた。

この記事は有料記事です。

残り1281文字(全文1684文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 庄司智春、新型コロナ感染 妻・藤本美貴と3人の子どもは「まだ症状なども出ておらず元気」

  2. 吉永小百合さん「泳いで恒彦さんのところに…」 渡哲也さん死去

  3. 「パンパン」から考える占領下の性暴力と差別 戦後75年、今も変わらぬ社会

  4. 俳優の渡哲也さん死去 78歳 ドラマ「西部警察」 「くちなしの花」ヒット 石原プロ前社長

  5. 犬の散歩中、男性はねられ死亡 運転の大学生「LINE来たのでスマホを」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです