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絶望からの恩返し 台風被災の東京高が花園切符 全国高校ラグビー

花園出場を決めて喜び合う東京高の選手たち=東京都港区の秩父宮ラグビー場で2019年11月17日午後0時39分、井川諒太郎撮影

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 先月の台風19号で多摩川河川敷グラウンドが水没した東京高(東京都大田区)が17日、全国高校ラグビー大会東京都予選第1地区で優勝し3年ぶりの花園切符をつかんだ。予選中の被災に一時は「絶望した」というチームは、ライバル校などからグラウンドを借り逆境をはね返した。「助けてもらって勝てた」。試合後、選手も監督も感謝の言葉を重ねた。

 先月12日夜から台風19号で多摩川の水位が上がり、一部地域は氾濫して各地で被害が出た。森秀胤監督が翌日、週6日使う学校近くの河川敷グラウンドを訪れると、水はまだ引いていなかった。水位が下がった後もポールなどが流されてなくなり、路面は泥だらけで、消毒から始めなければならなかった。

 都予選は9月下旬に始まっており、熊田力丸主将(3年)は「これまでは使えなくなっても1週間程度で元に戻っていた。今回は大事な試合を控えていたこともあり、最初は絶望した」と振り返る。

 数日後、千葉県の強豪、流通経大柏や神奈川県にグラウンドがある慶応大などから練習場所提供の申し出が相次いだ。週2~3日、練習場を借り、合同練習もできた。使えない日は、自分の学校のテニスコートでウエートトレーニングをした。

 「チャレンジャーの気持ちで臨んだ」(熊田主将)という決勝は、昨年代表の早稲田実を完封。森監督は「強豪チームとの練習で力をつけることができた。多くの人たちに支えられて優勝できた」と興奮を隠さず、選手の父母らと喜びあった。森監督によると、グラウンド復旧にはあと1カ月程度かかるという。全国大会は12月27日、東大阪市花園ラグビー場で開幕する。【井川諒太郎】

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