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ともに・2020

東京五輪・パラリンピックを控え、毎日新聞社はバリアーゼロ社会実現を目指し「ともに2020」キャンペーンを展開しています。

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ともに・2020バリアーゼロ社会へ

ラグビーW杯「大成功」の陰で 車いす観戦、遠い会場 スロープは?案内は?退場に1時間

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人混みの中を会場へ進む上野優一さん(中央)=横浜市で2019年10月26日午後4時5分、斎藤文太郎撮影
人混みの中を会場へ進む上野優一さん(中央)=横浜市で2019年10月26日午後4時5分、斎藤文太郎撮影

 2日に幕を閉じたラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会は、来年の東京五輪・パラリンピック前に国内で開かれる最後の大型国際スポーツイベントとして大成功に終わった。しかし、車いす利用者の観戦に同行すると、さまざまな課題も見えてきた。【斎藤文太郎】

ながらスマホ迫る「相手のけが怖い」

 同行させてもらったのは埼玉県入間市の上野優一さん(51)。2009年に交通事故で頸髄(けいずい)を損傷し、現在は電動車いすを使って生活する。

 10月26日、準決勝のイングランド―ニュージーランド戦を観戦するため、一緒に会場の日産スタジアム(横浜市)に向かった。試合開始まで2時間を切った午後3時過ぎ、競技場近くの新横浜駅に着くと、すでに大勢の観客が詰めかけ、一帯はお祭りムード。混雑の中での心配事を尋ねると、上野さんはこう教えてくれた。「ぶつかってけがをさせるのが怖いので、周りに少しでもスペースをつくってほしい。イヤホンをつけ、スマートフ…

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