メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

学校とわたし

ありのままの言葉で伝える=フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん

フォトジャーナリストの安田菜津紀さん=内藤絵美撮影

安田菜津紀(やすだ・なつき)さん

 高校2年の夏、国際協力NGO「国境なき子どもたち」(東京、KnK)のプログラムに参加し、カンボジアで人身売買の被害に遭った同世代の子どもたちを取材しました。小学生の時に両親が離婚し、中学で父と兄を亡くした経験から異国の地の子どもの家族観を知りたかったんです。

 帰国後、文化祭で報告会をすることになりました。売春を強いられた少女の声を伝えようと思ったのですが、学校から「売春」という言葉は使うなと言われました。当時メディアにあふれていた「援助交際」という言葉と売春を、聞く側が混同し、「誤解を与える」と。反論しましたが最後は引きました。KnKの活動を教えてくれた社会科の先生が「申し訳ない」と一緒に泣いてくれたからです。

 悔いはあるけど、後の原動力になりました。3年の時、担任が学年を集め、報告の場を改めて作ってくれたんです。「言葉に制限なんかない。話したいことを話しなさい」って。この体験からありのままの言葉の方が絶対に伝わるとの思いを強くしました。言葉を理不尽に刈り取られないようにするため何に妥協してはいけないかを意識するようになった原点だと思います。

この記事は有料記事です。

残り585文字(全文1080文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新型肺炎、荏原病院院長「万全期し対応 ご安心ください」 帰国の4人受け入れ

  2. 新型肺炎 国内で新たに2人感染確認 奈良在住男性は武漢渡航歴なし、人から人への感染か

  3. 新型肺炎、中国の感染者がSARS上回る5974人 世界で6000人超に

  4. 京都市長選 現職支持団体が「共産党『NO』」広告 著名人の顔写真、許可なく掲載も

  5. 新型肺炎 ウイルス培養に成功、ワクチン早期開発の可能性も 豪研究所

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです