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詩歌の森へ

一粒の麦の行方=酒井佐忠

 「麦は大地であり季節であり、また生活である」(俳誌「麦」)「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん。死なば多くの実を結ぶべし」(聖書「ヨハネ伝」)。一粒の麦が地に落ちることにより、無数の新たな実が結ばれる。敗戦直後の1946年に「麦」を創刊した中島斌雄には、そのような一粒の麦の精神が強く意識されていた。「麦」は、新たに現在活躍中の対馬康子を会長に迎え800号となり、記念大会が東京で開かれた。

 中島は「硬質なリリシズム」を尊重し、現代俳句の発展に貢献した。「俳諧自由」の精神と知的な構成で新し…

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