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台風21号 大雨取材中、記者被災 濁流一気「孤島」工務店へ ボートで脱出、体育館避難 /千葉

冠水した交差点で交通規制をする人。間もなく人が立てないほどの水深になった=千葉県茂原市で10月25日午後2時59分

 10月25日に県内を襲った台風21号の影響による記録的な大雨は、河川に氾濫をもたらし、まちの風景を一変させた。茂原市で取材をしていた記者も冠水にはばまれ、近くの高台にあった工務店に避難させてもらった。湖のようになったまちに残された「孤島」で他の避難者とともに身を寄せ合い、ボートで脱出後は避難所で一夜を過ごした。あの日の体験を振り返りたい。【金沢衛】

 記者は25日、昼から市街地を流れる一宮川の周辺などを歩いて大雨被害を取材していた。午後3時ごろ、支流の豊田川との合流地点にさしかかったところで、両河川の上流部から水があふれているのが見えた。合流地点にかかる茂原橋から延びる道路は冠水して通れず、上流から膝まで水につかった人たちが歩いて逃げてきた。逃げてきた人の話を聞き、撮影していたのは30分ほど。振り返ると、歩いてきた下流側の道路にも川からあふれた水が流れ込んでいた。濁流の速さに退路を断たれたと分かった。

 避難できる場所は、橋のたもとにある小沢工務店しかない。近づくと、社員が「中で休んでいってください」と声をかけてくれた。社屋は平屋建てだが、土盛りして河川の堤防より2メートルほど高い場所にある。冠水して湖のようになった一帯に浮かぶ「孤島」のようだった。やがて4人の社員よりも多い6人が避難した。

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