メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

余録

スポーツ選手同士が「子ども時代からライバル」といえば…

[PR]

 スポーツ選手同士が「子ども時代からライバル」といえば、切磋琢磨(せっさたくま)し合ってきた良き友人と聞こえる。だが英語の辞書で「rival」を引くと、日本語のように友人という含みはないとわざわざ断ってあった▲英語のライバルはもともと川のリバーから生まれた言葉という。古くはラテン語で同じ川の両側に住んでいる人々を指すライバルで、つまりは川の使用権をめぐる水争いの相手である。もめごとは尽きそうになく、友情は育ちにくい▲さて、こちらはスマホ決済のライバル同士「PayPay」と「LINEペイ」をそれぞれ傘下にもつIT2社が一体化するという。検索サービス「ヤフー」を展開する会社と無料通信アプリ大手「LINE」が経営統合を発表した▲これで検索、スマホ決済、電子商取引、ソーシャルメディア、映像やゲームの配信などで1億人規模の利用者をもつ企業が生まれる。川の恵みを奪い合うよりは、各分野でのお互いの強みを生かしてうまくくみ上げようという次第だ▲この経営統合、ヤフー側のソフトバンクグループの孫正義(そん・まさよし)会長も賛同し進められた。実はこの川、すでに米国の巨大IT企業と台頭著しい中国の企業が流れの大方を支配するところとなっていて、経営統合は生き残りへの策のようだ▲経営規模や市場支配力で米中勢に遠く及ばぬ新社だが、日本やアジアのニーズをくみ上げて豊かなサービスを開拓できるかどうか。まずため込んだ個人情報などの水も漏らさぬ扱いで信用を築いてほしい。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 医師が必要と判断した人のPCR検査もできず…鈴木前医務技監「頭を下げるしかない」

  2. 大阪・梅田HEP FIVEで高校生転落し死亡 路上の19歳巻き添え意識不明

  3. 巻き添えの19歳女子学生が死亡 大阪・梅田HEP FIVE転落

  4. 24歳兄が妹・弟を包丁で刺す 犯行後飛び降りか、兄は死亡 東京・東村山

  5. 特権を問う 寺島実郎氏「根底に保護領意識ある米国」 中国との対立は危険 地位協定改定し、日本は主権取り戻せ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです