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盗撮多発で教員のスマホ持ち出し禁止へ 浜松市教委がガイドライン作成

相次ぐ教諭の不祥事を受け、緊急に開かれた臨時校長会議で訓示する浜松市の花井和徳教育長(右)=同市北区東三方町の市教育会館で2019年11月18日、福沢光一撮影

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 浜松市教育委員会は18日、小中学校の男性教諭が相次いで盗撮で懲戒免職になるなど教諭の不祥事が多発していることから、市立小中高校の緊急臨時校長会議を開いた。市教委は今回の盗撮2件などを受け、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用に関するガイドラインを作成。教職員のスマートフォンは、職員室から原則持ち出し禁止とすることを決めた。【福沢光一】

 会場の市教育会館(北区東三方町)には校長約140人が出席。会議冒頭の花井和徳教育長の訓示以外は非公開だった。花井教育長は「(教諭の不祥事が相次ぎ)不信と失望感という逆風が吹く困難な事態に至っている。今現在の浜松の学校は疑念を持たれている状態であることを深く自覚し、言動に細心の注意を払わないといけない。その上で浜松の教職員が力を合わせ、ワン・チームで逆風に向かっていきましょう」と呼びかけた。

 市教委によると、会議では具体的な不祥事防止対策などが話し合われた。市教委は今回、法令順守や児童生徒の個人情報やそれにつながる情報を投稿しないなど、6項目からなる「教職員のSNS利用に関するガイドライン」を作成し、運用を18日から開始した。

 ガイドラインは「原則として個人のスマートフォンは職員室等で管理し、児童生徒の活動場所には持っていかない」ことを明記。教職員はスマホを職員室で自己管理し、教室や部活動で使用することを禁じた。教育活動で利用する場合は事前に管理職に携行の許可を得なければいけない。市教委によると、職員室からのスマホ持ち出しを禁止にするのは県内でも珍しいという。

 また、特定の児童生徒、保護者とのSNS上でのつながりは、関係が誤解されるとして、児童生徒・保護者との個人的なやりとりも原則禁止に。

 ガイドラインでは「特定の児童生徒、保護者の相談に乗るうちに、いつしか不適切な関係に至ってしまうというケースも報告されています。必要な連絡は職場の電話や連絡帳等を使用し、やむを得ずSNSで個別にやり取りをしなければならない場合は、管理職に報告し判断を仰いでください」と明記した。

 浜松市は今年度、教諭の懲戒処分が5人(懲戒免職2人、停職2人、減給1人)に上っており、うち4人がSNSを利用して不祥事を起こしている。10月31日付と11月13日付で懲戒免職になった2人は、スマホを使ってそれぞれ学校体育館の男子トイレを盗撮したり、名古屋駅に隣接する駅ビルのエスカレーターで女性のスカートの中を盗撮したりした。また、8月1日付で停職6カ月になった2人は無料通信アプリ「LINE」を使い、女子生徒に不適切な内容の文章を頻繁に送信したり、顧問を務める部活動の女子部員に体罰などを行ったほか、繰り返し返信を求めたりした。

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