台風で千葉県内の文化財151件被害 「被災前の状況に戻したい」

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羅漢石造群では倒木で登山道がふさがれた=鋸南町で、県提供
羅漢石造群では倒木で登山道がふさがれた=鋸南町で、県提供

 台風15号、19号、21号の影響による大雨で、千葉県内の国指定文化財など151件が被害を受けたことが18日に開かれた県文化財保護審議会で県教委から報告された。被害総額は8億9900万円と、10億円超の被害が出た2011年の東日本大震災に次ぐ規模となった。【秋丸生帆】

 県教委文化財課によると、被害を受けたのは、重要文化財など国指定・登録文化財が81件、県指定文化財が70件。台風15号の通過ルートにあった富津市や鋸南町などの内房から香取市などの県北部にかけて、強風によって倒壊するなど被害が集中した。

 君津市の国重要文化財、鹿野山神野寺(かのうざんじんやじ)「表門」は台風15号の強風によって倒壊。千葉市の国特別史跡、加曽利貝塚は倒木で貝層が崩れた。長柄町の国指定史跡、長柄横穴群では周辺の木や安全柵が倒れた。台風19号では、佐倉市と酒々井町にまたがる国指定史跡、本佐倉城跡の斜面が豪雨によって崩壊するなどした。

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