メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

避難勧告・指示はなぜ遅れたのか 「千曲川は注意したが…」 台風19号

下駒沢地区でボートで救助される被災者。避難指示の発令が遅れ、多くの住民が取り残された=長野市下駒沢で2019年10月13日午後2時23分、原奈摘撮影

 台風19号で、住民らが安全な場所に移動する重要な判断材料となる避難勧告や避難指示の発令が一部地域では遅れた。住民から「発令されなかったから避難しなかった」という声も上がっており、浸水地域で避難の遅れにつながった可能性が指摘されている。長野市と長野県飯山市の事例を用いて課題を検証する。

 台風による水害は被害発生まで時間がかかることが多く、事前対応で減災できる。一方、浸水の水位によっては発生後に逃げるのは困難で、逃げ遅れたり河川の氾濫に巻き込まれたりすれば死に至る可能性もある。

 長野市は、氾濫の危険性が高くなっているとして長沼や豊野など千曲川沿岸地区に10月12日午後6時に避難勧告、同11時40分には避難指示を出した。その後も対象地域を広げた。

 だが、近くの三才や下駒沢地区は、既に千曲川の堤防が決壊していた13日午前11時ごろ、避難勧告を出さずに緊急度が勧告より1段階上の避難指示をいきなり発令。同市下駒沢にある県立総合リハビリテーションセンターは避難指示が出る前に既に1階が床上浸水しており、2、3階に避難した入所者や入院患者計57人が孤立した。

 市の担当者は…

この記事は有料記事です。

残り750文字(全文1235文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. チュートリアル徳井義実さん 24日から活動再開 申告漏れ発覚から4カ月ぶり

  2. 都内勤務の千葉県40代男性の感染を確認 症状出た後に広島、岐阜に出張

  3. クルーズ船対応、各国批判 「防疫の概念ないのか」「新たな震源地」「失敗した実験」

  4. ORICON NEWS 池上彰“新型コロナ”東京五輪の影響は「楽観しています」

  5. 「月収7万円減」新制度開始 自治体の非正規職員から上がる悲鳴

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです