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[18日 ロイター] - さようなら、「ベイベイ(貝貝)」――米ワシントンのスミソニアン国立動物園で生まれた4歳のオスのジャイアントパンダが19日、中国へ返還される。パンダは慣例として、4歳になると中国へ戻されることになっている。
同園はここ1週間、一般の人々を招きお別れイベントを開催してきた。飼育施設の隣に、中国のベイベイへ手紙を送るポストを設置したほか、中国大使館は人間のため、餃子パーティーを開いた。
ソーシャルメディアでは「#BeiBeiMixTape」のタグを付けて、16時間の長旅中ベイベイに聴いて欲しい曲を募集した。
ベイベイは、フェデックスの特別仕様のボーイング777F型機で帰国する。
同園は、ニクソン大統領の中国訪問後の1972年に初めてパンダを受け入れて以来、中国の科学者と協力して繁殖プログラムを実施してきた。その一環として、パンダは5歳で成熟した際に繁殖できるよう、4歳で中国に返還される。
そして、ベイベイにもその時が訪れた。
同園は19日、出発準備のため遅くまで開園。ベイベイが中国の成都に向けて出発する前に、お気に入りのごちそうを楽しむ姿を見ることができる。