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台湾歴史小説、少数派視点で

台湾の歴史を変えた二つの事件について話す平野久美子さん(右)、野嶋剛さん(中央)、陳耀昌さん=台湾文化センターで2019年10月、高橋咲子撮影

 この1年間で、近代台湾の歴史的転換点となった二つの事件を扱う著書が相次いで刊行された。いずれも日本と深く関わりのあるできごとだが、十分知られているとは言いがたい。小説やノンフィクションを通して、国家の歴史から見落とされたマイノリティーの記憶を扱う意義や困難さについて、著者の言葉と共に考えた。

   ■  ■

 台湾の歴史小説について、「文学は、歴史が書き得なかったところを補ってきた」と大妻女子大の赤松美和子准教授(台湾文学)は話す。1987年の戒厳令解除以前は日本統治時代が、以降は統治以前が好んで書かれるようになった。「前者はその政治性ゆえに、後者は資料の乏しさから、歴史書が扱えなかったものだ」と指摘する。

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