所沢市立の障害者生活介護事業所「プロペラ」で、利用者たちが毎月1回、車椅子社交ダンスを楽しんでいる。今年で5年目で、同施設は意思疎通の意欲や身体機能の向上に効果が表れているとみる。指導する同市の社交ダンス教室主宰者、増澤克宣さんは、普及に意欲を見せている。
増澤さんが、車椅子を使う先天性の重度障害者も楽しめるようにと考案した。2人1組で、音楽に合わせて健常者が車椅子を動かし、障害者は車椅子に乗ったまま体や手でリズムを取るなど体を動かす。健常者側は、時に前に回って障害者と手を合わせて左右に動かしたり、タッチを繰り返したりする。
増澤さんは「障害の程度もそれぞれなので、できる範囲でやる。曲も利用者が聞き慣れた演歌とか歌謡曲も使う」と話す。
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