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アニマルクライシス

人間とクマ、崩れる「共存」

住宅街をうろつくヒグマ(左奥)。右の自動車には人が乗っていて距離は近い=札幌市南区で2019年8月13日午後7時36分、貝塚太一撮影

 <くらしナビ・環境>

 札幌市の住宅地で今年、ヒグマの目撃が相次いだ。里山の荒廃や農地の放棄が進み、住民との距離が縮まったためだ。生活を脅かす害獣として扱うのか、それとも保護すべきか。人間との共存のあり方が問われている。

 ●札幌市駆除に賛否

 「パン、パーン」。今年8月14日早朝、札幌市南区の住宅地で乾いた銃声が響いた。市が猟友会の協力を得て駆除したのは、体長140センチ、体重128キロで推定8歳の雌のヒグマだった。

 同じ個体とみられるヒグマは8月2日以降、夜間を中心に同区内で目撃が相次ぎ、サイレンやライトで威嚇しても動じる気配を見せなかった。地域の夏祭りが中止となり、夏休み中の子どもたちも外遊びを控える中、家庭菜園に侵入してはトウモロコシを食べるなどして、地域住民の生活を脅かした。麻酔銃は効くまでに時間がかかり、かえって住民に危害を及ぼす可能性があったため、市は猟銃の使用を認めた。

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