通算2049勝を挙げ「黒い弾丸」の異名を取った元ボートレーサー、黒明(くろみょう)良光さん(72)の孫娘、花夢(はなむ)さん(19)が、23日から岡山県倉敷市のボートレース児島で開催される「スポーツニッポン杯」でデビューし、祖父と同じ道を歩き始める。花夢さんは「誰にも負けたくない。祖父を超えるレーサーを目指す」と固く決意している。
「目まぐるしく変わる攻防に鳥肌が止まらなかった」。中学3年生の時、1966年から2005年まで活躍し、ボートレースの最高峰に位置づけられるスペシャルグレード競走(SG)でも2勝した良光さんとともに、初めて目にしたレースが今も忘れられない。野太いモーター音を響かせ、水しぶきをあげて疾走するレーサーたちは、花夢さんにはまるで別世界の住人のように見えたという。
その後、何度も良光さんと会場に赴き、2人乗りボートを現役レーサーに操縦してもらう「ペアボート試乗会」にも参加した。水面を猛スピードで走るボートに思わず身がすくんだが、回数を重ねるうちにとりこに。現役時代の良光さんの映像を見せてもらい、次第にプロになる夢を抱くようになった。ただ、その決意を伝えると、良光さんは「レースは死と隣り合わせ…
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