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日本文化をハザマで考える

第15回 どうしてもミナミに行きたい

道頓堀の看板

 「南に行かないか?」

 去年、私が一番古い友達と一緒に新幹線で名古屋から西へ向かっていた時、その友達が突然言った。午前中は、雨と霧の中を、他の友達と一緒に、歴史があって魅力的な犬山市で犬山城や露地庭園、そして目抜き通りを歩き回った。夕方近くになると、私たち二人は名古屋でグループから離れて日本でも指折りの熱田神宮へと向かっていた。

 3連休も終わりに近づき、私がまっすぐうちへ帰ろうとしているのを彼も知っていた。しかし彼が口にした「南」という言葉は、私を立ち止まらせ、考え直させた。ああ、私の愛する南。どれほど私は南へ行きたいだろうか。

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ダミアン・フラナガン

ダミアン・フラナガン(Damian Flanagan) 1969年英国生まれ。作家・評論家。ケンブリッジ大在学中の89~90年、東京と京都に留学。93~99年に神戸大で研究活動。日本文学の修士課程、博士課程を経て、2000年に博士号取得。現在、兵庫県西宮市とマンチェスターに住まいを持って著作活動している。著書に「世界文学のスーパースター夏目漱石」。

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