メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

寄稿

ローマ教皇来日に寄せて 「いのち」軸に世界へ=若松英輔(批評家)

ミサを行うフランシスコ・ローマ教皇=イタリア・ローマで2019年11月9日、ロイター

 2013年に就任して直後から教皇フランシスコの改革は続いている。教会の内部の無駄を省き、機構を改めただけではない。その言動を見ていると、カトリックばかりか、宗教のあり方そのものを変えようとしているかのように見えてくる。

 歴代の教皇たちは「回勅(かいちょく)」あるいは「使徒的勧告」という書物を公にすることで、世界のカトリック信徒たちに呼びかけてきた。しかし、フランシスコの姿勢は違う。彼は信仰や思想を異にする者たちとの「連帯」のために世界各国を訪れている。彼の回勅『ラウダート・シ』の序にあたるところには、次のような一節がある。

 「この回勅では、皆がともに暮らす家についての、すべての人との対話に加わりたいのです」。教皇は、キリ…

この記事は有料記事です。

残り1166文字(全文1481文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 干され、食べられ… アジになりきる新施設、沼津に登場

  2. 安倍首相は“テフロン加工” 桜を見る会、海外の反応は「えこひいき」

  3. 聖火ランナー、くまモンはダメ 熊本県打診に組織委「人でない」

  4. 「離さへん!」再現 朝ドラ「スカーレット」舞台で松下洸平さんトークショー

  5. ネットバンクの不正送金被害が急増 「フィッシング」組み合わせた新しい手口目立つ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです