成田空港 LCC競争激化 国際線開設、海外大手乗り入れ、新機体導入… /千葉

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到着した「ZIPAIR」の1号機=成田空港で
到着した「ZIPAIR」の1号機=成田空港で

 成田空港を発着する格安航空会社(LCC)の国際線開設や、海外大手LCCの乗り入れが相次いでいる。来年新規就航するLCCの1号機到着や国内大手の新しい機体の導入も発表された。LCCの利用は成田空港の旅客の約3割を占め、今後も増加が見込まれており、各社の競争は激しさを増している。【中村宰和】

ピーチ

 LCC専用の第3旅客ターミナルビルに10月27日、ピーチ・アビエーションの紫に近いフーシアピンクの機体が初めて姿をみせ、同じ色の制服を着た客室乗務員が笑顔で旅客を出迎えた。LCCのバニラ・エアと統合した新生ピーチが第1ターミナルから移転し、成田からは初の国際線となる台湾・台北線と高雄線を就航させた。

 関西空港を拠点とするピーチの本格的な首都圏進出。成田発着は19年5月時点で国内2路線の週56便だったが、現在は国内5路線と国際2路線の週198便となり、いずれも3・5倍に。12月26日からは成田―沖縄・石垣島線も開設。記念式典で、ピーチの井上慎一・最高経営責任者(CEO)は「コンセプトは空飛ぶ電車。気軽な空の旅を楽しんでほしい。成田を中心に首都圏からのネットワークをどんどん増やしていく」とあいさ…

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