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酷暑下の夏季五輪 秋開催を考える時だ 米テレビ依存、脱却を=論説委員・滝口隆司

マラソン、競歩コースの協議を前に言葉を交わすIOCのジョン・コーツ調整委員長(左)と東京都の小池百合子知事=東京都中央区で1日(代表撮影)

 東京五輪のマラソン、競歩コースの札幌移転は、大会準備を混乱に陥れた。国際オリンピック委員会(IOC)は「酷暑が予想される中、選手のための決定」と言いつつ、巨額放映権料を支払うテレビ局への配慮から、将来の五輪の秋開催には言葉を濁している。「選手第一主義」の理想が、商業主義にねじ曲げられる状況はもはや放置できない。IOCには現状を見直し、世界のスポーツカレンダーを再編成する役割が求められる。

 今月1日に行われたIOC調整委員会の最終日。ジョン・コーツ調整委員長を前に、東京都の小池百合子知事は「7、8月の五輪実施ということは北半球の都市のどこでも過酷な状況になると言わざるを得ない」と語気を強めた。2024年パリ五輪、28年ロサンゼルス五輪も夏の暑さが懸念される。夏季五輪の直面する問題をどうすべきか、根本的な議論をIOCに投げ掛けた。

 コーツ委員長は「7、8月に実施するかしないかは別として、我々は五輪憲章を改正し、違う都市で競技をやってもらうことも可能にした」と答えるにとどめ、議論の本質には触れなかった。

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