中国社会科学院の招請に応じて北京を訪問後、約2カ月間、中国当局に拘束されていた北海道大学教授がようやく解放され、無事に帰国した。関係者の間では「よかった!」という安堵(あんど)の声が幾重にもこだました。
日本政府が中国政府に繰り返し強く申し入れたこと、学界からの強い懸念表明が政府を後押ししたこと、そして中国国内で来春の習近平国家主席訪日への悪影響を懸念する判断がなされたことが、解放につながったと考えられる。評価したい。
しかし、これは問題終結を意味するわけではない。この事件が日中関係に与えた影響は、中国当局が想像する…
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