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台風19号被害からの復興目指す 北信濃で農業プロジェクト始動

江原宏晃さん(左)の花卉農園のブランディングの相談に応じる山岸直輝さん=飯綱町牟礼のZQで2019年11月15日午前10時58分、錦織祐一撮影

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 台風19号で甚大な被害を受けた長野県・北信地方の農業を、農産品のブランディングや加工品開発を通じて復興させることを目指す「北信濃農業復興プロジェクト」が始動した。山ノ内町出身で、地域の産品の6次産業化を手掛けるベンチャー企業「MISO SOUP(ミソスープ)」(東京)でプロデューサーを務める山岸直輝さん(29)がスタートした。

 山岸さんは東京での経験を生かして地元に貢献しようとしていた矢先、その地元が台風19号に見舞われた。実家のリンゴ園も落果などの被害が出たが、知人の尽力で今月24日に東京都足立区の銭湯30店で「リンゴ風呂」を開催することになった。「自分以外にも『長野の農業を支援したい』と思っている人が大勢いる。窓口を作りたい」と思い立った。

 15日、飯綱町の中心部の空き店舗をリノベーションしたコミュニティースペース「ZQ(ズク)」(同町牟礼)を拠点にプロジェクトを始動した。第1弾として、中野市で花卉(かき)農園「Hananono(はなのの)」を経営する江原宏晃さん(33)が、低農薬で栽培したシャクヤクを中心にしたブランディングを相談しに訪れた。

 江原さんは食品メーカーを脱サラして妻の実家を継ぎ、3年目。「商品を買ってもらう難しさは前職で思い知りました」と笑い「これからは花卉農家もクリーンエネルギーで持続可能な農業を目指す時代ということを打ち出したいが、生産に集中したいので山岸さんのプロジェクトはありがたい。農業で地域全体を活性化させて復興の力になりたい」。

 山岸さんは「この台風被害は大ピンチだが、いろいろな垣根を取り払って農業者が連携し合える契機にしたい。『北信濃』と銘打ったのは市町村に関係なくいろいろな地域資源を横につなげたいから。新しい価値を生み出したい」と話す。

 問い合わせはサイト(https://kitashinano-project.com/)。【錦織祐一】

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