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1世紀の軌跡「龍村美術織物展」 「恐るべき芸術的完成」芥川龍之介も絶賛 日本橋高島屋 /東京

特別展示の一つ、初代龍村平蔵が秩父宮ご成婚記念に依頼され、1927年に作製したタペストリーの前に立つ龍村育社長=日本橋高島屋S.C.で

 日本を代表する織元・龍村美術織物(京都市右京区)の作品を集めた「龍村美術織物展」が日本橋高島屋S.C.(中央区日本橋2)で開かれている。同展が最初に開かれたのはちょうど100年前。会場には芥川龍之介も足を運び、「恐るべき芸術的完成」と絶賛する文章を東京日日新聞(毎日新聞の前身)に寄稿したことで知られる。今回は第1回展で展示した作品も特別公開し、1世紀に及ぶ軌跡を振り返る構成だ。

 1894年に織物業を始めた初代の龍村平蔵は、芥川が「蒔絵(まきえ)のごとき」「螺鈿(らでん)のごとき」などと評した高度な技法を次々に考案。正倉院(奈良市)所蔵の織物の研究・復元を任される一方、フランスの有名デザイナー、クリスチャン・ディオールにドレス用生地を提供し、国内外に名をはせた。

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