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与謝野で学べ、織機の技 全国で職人不足、貴重な存在に 町技能訓練センター /京都

町外からの受講生を指導する尾関正巳さん(右)。織機の扱い方が学べる場所は全国でも貴重になっている=与謝野町四辻の織物技能訓練センターで、安部拓輝撮影

 与謝野町四辻にある織物技能訓練センターに、町外から織機の扱い方を学びに訪れる人が相次いでいる。和装の需要が減って織り手の高齢化が進む中、昔ながらの織機を手入れしながら操れる職人がいる産地が全国でも数少なくなっているのだ。技能を伝える現場を取材した。【安部拓輝】

 今月13日、織物技能訓練センターには富山県から受講生が訪れていた。南砺市の松井渉さん(30)。結婚を機に妻の実家の機屋で働くが、織機を調整できる職人が県内におらず、故障のたびに大変苦労しているという。松井さんは「コンピューターの自動制御ではなくてアナログな機械だから操作方法だけでなく修理も覚えたい。こうして原理を学べるのはありがたいし、何より困った時に相談できる人と出会えたことが収穫です」と話した。

 機械動力式の織機は「力(りき)織機」と呼ばれ、自動車会社が作った自動織機が始まり。大量生産が可能になり織物業界に革命をもたらした。昔は車の整備士のように織機調整技能士という資格もあったが、2000年に廃止された。生産地では機直しの職人もいたが、現在ではほとんどいなくなった。

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