連載

気候変動と戦う

深刻さを増す気候変動問題をめぐる国際政治(クライメートポリティクス)を追う。

連載一覧

気候変動と戦う

クライメートポリティクス 「回勅」教皇は動いた(その1)

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
タイ・バンコクの病院に到着し、出迎える人たちに手を振るフランシスコ・ローマ教皇=21日、AP
タイ・バンコクの病院に到着し、出迎える人たちに手を振るフランシスコ・ローマ教皇=21日、AP

 タイと日本の歴訪を開始し、23日に来日するフランシスコ・ローマ教皇は2013年の就任以降、地球温暖化による気候変動問題への対策を熱心に訴えてきた。「すべてのいのちを守るため」と題した今回の日本での活動でも、環境保護が主要テーマの一つに位置づけられている。こうした教皇の姿勢の象徴が、15年6月に発表された「回勅」だ。

 回勅は教皇が信者向けに発する最も重要な公的文書の一つ。そこで教皇は、気候変動と生態系の破壊が「深刻な結果を招きかねない」と警鐘を鳴らし、国際社会に迅速な取り組みを求めた。環境問題に特化した回勅はキリスト教カトリック教会史上初めてだった。

この記事は有料記事です。

残り487文字(全文765文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集