特集

気候変動

気候変動対策強化へ世界が動き始めました。日本も新たな目標を設定。地球を守るために何が必要でしょうか。

特集一覧

クライメート・ポリティクス

クライメートポリティクス 「回勅」教皇は動いた(その2止)

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 

教皇、環境危機訴え パリ協定、採択後押し

 2015年4月、イタリア・ローマ。キリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ教皇庁)の目の前にあるホテル「パラッツォ・カルディナル・チェージ」で、あるシンポジウムが開かれていた。

 「(フランシスコ)教皇に気候変動の危機は存在しないと真実を知らせよう」

 こうスローガンを掲げ、会合を主催したのは、気候変動に懐疑的な主張を掲げる米保守系シンクタンク「ハートランド研究所」。教皇宛てにメールを送ったり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散させたりと「ありとあらゆる方法を使って」、教皇に「助言」をするよう呼びかけた。

 ハートランド研究所は個人や企業の寄付金で運営される。寄付者名は非公表だが、石油企業の年次報告書などを分析した環境保護団体グリーンピースによると、米大手エクソンモービルは過去に少なくとも計67万6500ドル(約7300万円)を寄付。複数の欧米メディアは、石油、石炭など化石燃料産業と密接なつながりがある財団なども多額の寄付をしていると伝えている。研究所は「単一企業からの寄付の割合は5%に過ぎない」と…

この記事は有料記事です。

残り2401文字(全文2888文字)

【気候変動】

時系列で見る

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集