メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論点

オーバーツーリズム

 秋の観光シーズン真っ盛り。各地の紅葉の名所は多くの観光客でにぎわっている。一方、近年の訪日観光客(インバウンド)の急増で顕在化してきているのが各種のトラブル、いわゆる「オーバーツーリズム」の発生だ。政府は来年、4000万人の訪日客を見込むが、何らかの対策が急務になっている。

 神奈川県鎌倉市には年間約2000万人の観光客が訪れる。かつては休日が中心だったが、近年は平日にも訪日外国人らが多く訪れ、観光スポットは通年で混雑している。鎌倉市の1平方キロ当たりの入り込み観光客数は50万人を超え、京都市の10倍近くにもなる。この異常な過密が市民生活にさまざまな問題を生じさせている。

 不満が大きいのは、生活の足である江ノ島電鉄が観光客でいっぱいになり、住民が利用できなくなることだ。これを解消すべく、沿線の市民らを優先的に駅構内に入場させる社会実験を4、5月の大型連休時に実施した。アンケート結果では、観光客らの反発は少なく、おおむね理解をいただいている。通年化を目指しているが、公共交通の観点から「同じ料金なのに順番に差をつけるのは公平ではない」との指摘もあり、調整を続けている。…

この記事は有料記事です。

残り4080文字(全文4569文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ゴーン被告逃亡の手助けした米国人2人の身柄、日本に引き渡しへ 米当局と合意

  2. 大阪市4分割コスト試算「捏造」 市財政局 2日で一変、謝罪 市長面談後

  3. 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

  4. 大阪市4分割ならコスト218億円増 都構想実現で特別区の収支悪化も 市試算

  5. 石破派、動揺続き「無政府状態」 会長辞任1週間 突然の例会中止 他派閥は引き抜き工作

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです