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目をそらさないで

「ダブルケア、その時」編/2 親か子か、ジレンマ 公的支援ほぼ無縁

鈴木さんが妊娠中に記した日記には、仕事や介護、実家と自宅での家事などをこなす中での思いがつづられていた=兵藤公治撮影

 育児と介護を同時に担う「ダブルケア」。形態はさまざまだ。愛知県豊田市の非常勤講師、鈴木美穂子さん(41)=仮名=は、当事者らで作る団体の活動に赤ちゃん連れで参加する。すやすやと眠る子の姿に「おとなしいですね」と声をかけると、「私が忙しくしているから、空気を読んでいるのかな」と笑った。

 鈴木さんの母は2011年、60代半ばで脳梗塞(こうそく)を発症した。在宅介護が始まり、独身だった鈴木さんが家事全般と母の介護をこなした。父は介護に意欲的だったが、きちょうめんな性格ゆえ、思うようにならない母とよくけんかになった。「美穂ちゃんにそばにいてほしい」。母はそう求めた。

 研究者の道を志し、母の病室で博士論文を書き上げた。結婚し新居を構えても、仕事後に実家で家事や母の世話を済ませ、夜に自宅に帰る日々が続いた。長女を妊娠し、ひどいつわりで1~2週間行けなかったことがあった。母は鈴木さんのいない状態では食事をしておらず、脱水症状になって入院した。「自分が行かなきゃ」と思い知らされた。

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