火災保険料、抜本的に見直しへ 「100年に1度」自然災害リスク反映 保険料跳ね上がる恐れ
毎日新聞
2019/11/22 17:30(最終更新 11/22 21:16)
有料記事
1233文字
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

台風19号が各地で堤防の決壊を招くなど大規模な自然災害が相次いでいることを受けて、損害保険業界は浸水被害などを補償する火災保険料の算出方法を抜本的に見直す。従来は過去の災害を基に被害規模を推計してきたが、見直し後は地球温暖化に伴って「100年に1度」など記録的な豪雨が頻発するリスクを反映させる方向だ。保険料が跳ね上がる恐れがある。【三上剛輝、大久保渉】
損保各社でつくる「損害保険料率算出機構」が、2022年度までに火災保険料の目安となる「参考純率」の算出方法の見直しを検討。これまでは気象庁が公表している過去の台風、豪雨のデータや保険金支払い実績などを基に被害規模を推計してきた。今後は地球温暖化で被害が拡大する恐れがあることを前提に参考純率を算出し、これを踏まえて損保各社も保険料の引き上げを検討する。
この記事は有料記事です。
残り878文字(全文1233文字)
時系列で見る
-
環境保護と成長の両立「欧州グリーンディール」が目玉政策 EU新体制
1166日前 -
「私たちの未来のため」 温暖化対策求め福岡などで世界一斉デモ
1167日前 -
温暖化対策 今すぐ行動を 世界一斉にデモ「グローバル気候マーチ」 大阪
1167日前 -
「気候は変えず、自分が変わろう」 地球温暖化対策求め 東京などで世界一斉デモ
1167日前 -
EU欧州議会が「気候非常事態」宣言 気温上昇1・5度に抑える法整備要求
1168日前 -
昨年度の日本の温室効果ガス排出量5年連続減 統計開始以来最少に
1168日前 -
パリ協定 努力目標達成には毎年7.6%削減必要 国連環境計画が報告書
1170日前 -
温室効果ガス過去最高を更新 世界全体で化石燃料の消費量増え
1171日前 -
「『100年に1度』が2年続くとは…」気候変動が思わぬ「家計直撃」 火災保険料の抜本的見直し
1174日前 -
火災保険料、抜本的に見直しへ 「100年に1度」自然災害リスク反映 保険料跳ね上がる恐れ
1174日前 -
クライメートポリティクス 「回勅」教皇は動いた(その1)
1175日前 -
クライメートポリティクス 「回勅」教皇は動いた(その2止)
1175日前 -
ローマ教皇訪日 環境保護も主要テーマに 石油業界に対策求める
1175日前 -
寄稿 日本、脱炭素けん引の好機 トゥビアナ・元フランス気候変動担当大使、ロビンソン・元アイルランド大統領
1177日前 -
温暖化で北日本のコンブ消失!? 北海道大研究チームが発表
1177日前 -
「セクシー」は水道水利用だった 小泉環境相が真意説明「長続き」
1178日前 -
温暖化対策コストが10分の1に? 2050年で年5.3兆円 京都大など試算
1185日前 -
温暖化防止、日本の研究 どんな対策を考えているの/製鉄で大量に排出されるけど=回答・五十嵐和大
1191日前 -
米国のパリ協定離脱 真の影響は20年大統領選の結果次第
1191日前