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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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原爆・戦争被害者に「パパ様」の言葉を 来日70年のスペイン人修道士ガルシアさんの思い

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フランシスコ・ローマ教皇と2014年に再会した時の写真を手にするアントニオ・ガルシア修道士=長崎市西坂町で2019年11月15日午後4時9分、今野悠貴撮影
フランシスコ・ローマ教皇と2014年に再会した時の写真を手にするアントニオ・ガルシア修道士=長崎市西坂町で2019年11月15日午後4時9分、今野悠貴撮影

 長崎市の修道士、アントニオ・ガルシアさん(90)=スペイン出身=は、24日に長崎を訪れるフランシスコ・ローマ教皇と文通を重ねてきた。幼い頃は母国で激しい内戦を経験し、被爆地の助けになればと来日したのは約70年前。教皇の人柄を踏まえ「原爆や戦争で傷ついた全ての人の心を癒やすものに」と教皇が発信するメッセージに期待している。

 ガルシアさんはイエズス会修道士で、1950年に来日。きっかけは第二次世界大戦後、スペインの修道院で雑誌の製本作業中に見た写真だった。黒焦げの遺体が積み重なり、がれきが一面に広がる広島、長崎の光景に「困っている人のために何かをしたい」と思った。原爆投下後に救護活動の拠点にもなった広島市の長束修練院で働き始めた。

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【広島・長崎原爆】

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