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勝利の方程式

世界や全国で活躍する奈良県内のスポーツ選手たち。勝つための工夫や何を支えにしているのかを紹介します。

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大和のアスリートたち スポーツクライミング・吉田智音選手(青翔中3年) 一つの動き、大切に /奈良

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毎日夜遅くまで練習に励む吉田智音選手=堺市中区で、稲生陽撮影
毎日夜遅くまで練習に励む吉田智音選手=堺市中区で、稲生陽撮影

 倉庫を利用したジムの高い天井や壁に取り付けられた無数のホールドを見上げ、静かに精神を集中させる。ホールドのひとつに手をかけると、Tシャツごしでも分かる背中の筋肉が盛り上がった。

 6歳からスポーツクライミングを続ける大和高田市の中学3年、吉田智音(さとね)さん(15)。今月14~17日に中国・重慶であったアジアユース選手権では、男子ユースB(2004、05年生まれ)カテゴリーで圧倒的な強さを見せて総合優勝。昨年の前回大会でもリード種目で1位となったが、今回は3種目のうちリード、ボルダリングで1位に輝いた。

 幼い頃から「とにかく上に登ることが大好きだった」。幼稚園時代も公園の滑り台をひたすら上っては降りるを繰り返した。コンクリートの塀にまで登り始めたのを見かねた母の静香さん(44)が、当時まだ競技としての知名度も高くなかったクライミングのジムに連れて行ったのが、始めたきっかけだ。今では週5日ジムに通い、自宅の工場や自室にもウォール(ホールドを取り付けた競技用の壁)を設置するなど競技漬けの毎日だ。「同…

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