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日系移民を通してハワイと福島を見つめる写真集『KIPUKA(キプカ)』と展示「FUKUSHIMA ONDO」で今春、木村伊兵衛写真賞を受賞、近年の受賞者でも特に話題となった一人だ。アソシエイトプロデューサーを務めたドキュメンタリー映画「盆唄」(中江裕司監督)の公開もあり、取材がひっきりなしだった。現在はめまぐるしい日々が一段落、といったところだ。
「最近(福島県)三春町の人たちが、受賞のお祝いをしてくださって。それが一言ずつ被害を語るという、『岩根愛被害者の会』みたいになって(笑い)。双葉町(同県)にしょっちゅう連れて行ってもらうなど、お願いしてばかりだったので」。とは言いつつ、一方的な関係だったのではない。例えば、日系移民と福島の人々の交流のために「通訳」やコーディネーターの役割を果たしつつ、ハワイの日本文化センターでボランティアをしつ…
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