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車椅子のまま利用できる美容室 ヘルパー資格持つ女性 秋田・由利本荘で開業

車椅子に座ったままでも髪を切れる美容室をオープンさせた今野政子さん=由利本荘市藤崎の「かみきりや」で2019年11月22日、川口峻撮影

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 秋田県由利本荘市藤崎の美容師でホームヘルパー2級(現介護職員初任者研修)資格を持つ今野政子さん(65)が22日、車椅子のままカットやパーマ、メークアップなどができる美容室「かみきりや」を自宅敷地にオープンさせた。「介護が必要な人もそうでない人も、一人一人に寄り添っておしゃれを提供したい」と意気込んでいる。

 店は車庫を改装した約30平方メートルの広さ。一部は鏡の前に固定の椅子がなく、洗髪台は低い位置に設置されている。利用者が車椅子から降りずにサービスを受けられる。入り口にスロープを設けトイレもバリアフリー対応とした。

 きっかけは、今野さんが以前勤めていた美容室での経験だった。福祉施設へ出張カットに行っても、2時間程度で10人以上を担当する必要があり、「会話をする余裕もなかった」。店の常連客がパーキンソン病となり、家族に支えられながら来店したが、要望をうまく聞き取れずに帰してしまったこともあり、今も悔やんでいる。

 今野さんは2012年、勤務先の閉店を機にヘルパーの勉強を始め、翌年に資格を取得して訪問介護の現場で経験を積んできた。

 その中で、おしゃれをしたくても利用しづらく、美容室に行くのを遠慮してしまう車椅子利用者の女性の声に接し、背中を押された。

 今後は着付けにも対応できるようにする考えで、今野さんは「気軽に行ける場所を探している人は多いと思う。全ての人にゆっくりくつろいでもらい、話や要望を聞ける場所にしたい」という。

 営業は午前8時半~午後6時(水曜定休)。問い合わせは同店(0184・22・3634)。【川口峻】

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