メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ストーリー

再発防止求める過労自殺遺族(その2止) 犠牲、息子で最後に

仏壇の前で拝む大橋義則さん(右)と妻の喜代子さん。毎日朝夕のご飯のほか、季節ごとに初物を買って供えるという=新潟市で、北山夏帆撮影

 

 ◆過労自殺遺族の願いかなわず

「対策、具体性ない」

 希望はわずか11年で絶たれた。

 新潟県教育委員会財務課に勤務していた大橋和彦さん(当時34歳)は2002年6月、過労を苦に自殺した。「新潟県を住みよい場所にしたい」。公務員の道を歩み始めた当初、胸にこんな思いを秘めていたという。

 和彦さんは1991年に入庁。自治省(現総務省)に出向するなど意欲的に働いていた。転機は00年4月の県教委財務課への配属。亡くなるまでの間、学校施設費助成のための市町村からのヒアリングや県所有の学校跡地の売却準備などに追われた。売却予定地の視察などで土日がつぶれることも多かった。

 同年11月ごろ、母の喜代子さん(80)は街中で、県庁近くで1人暮らしをしていた和彦さんと偶然会い、…

この記事は有料記事です。

残り4689文字(全文5020文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 嵐のコンサート「開場前見たかった」ヤフオクドームに侵入容疑で男逮捕 

  2. 三菱電機社員が自殺、上司を自殺教唆容疑で書類送検 兵庫・三田

  3. 羽生2位、5度目のV逃す チェンが世界最高で3連覇 GPファイナル男子

  4. スコアシートから読み解く羽生とチェンの差 フリーでは4回転ルッツ挑戦か

  5. 道交法に「あおり運転」 即座に免許取り消し 警察庁方針

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです