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黄金世代を追え

豊昇龍は最後に白星、十両残留へ 琴勝峰9勝6敗、基礎で地力向上誓う

幕下の魁(手前)を降した豊昇龍=福岡市の福岡国際センターで2019年11月24日午後2時10分、村社拓信撮影

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 大相撲九州場所千秋楽の24日、注目株の豊昇龍(20)は、同じモンゴル出身で幕下の魁(33)に勝ち、7勝8敗で新十両場所を終えた。初場所も十両に踏みとどまりそうだ。

 十両と幕下の「入れ替え戦」の色合いが濃い一番。豊昇龍は立ち合いで強烈な突きを放って相手の上体を起こし、潜り込むように右上手をつかむと、反時計回りに振り回して上手投げを決めた。

 中日以降は6敗と黒星を並べたが、持ち味のスピードを生かして先手を取る相撲を千秋楽でようやく出せた。胸を張って勝ち名乗りを受け、「今まではずっと『勝ちたい』と思っていたけれど、負けても勝っても自分の相撲を取りたい、と思うようにした。今日の一番はよかった」と話した。

旭秀鵬(右)に突き落としで敗れ、2けた勝利を逃した琴勝峰=福岡市の福岡国際センターで2019年11月24日午後2時23分、村社拓信撮影

 14日目に負け越しが決まり、叔父で元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん(39)から「メールで怒られた」という。今場所を「勉強になった。十両は甘くない」と振り返る。「初めて15日連続で相撲を取って、感覚が分からなかった。来場所は一番一番しっかり臨みたい」と、来場所へ向け気持ちを新たにした。

 同じく新十両で豊昇龍と同学年の琴勝峰(20)は幕内経験もある旭秀鵬(31)に敗れ、9勝6敗で終えた。

 立ち合いで変化されて前につんのめり、土俵際で旭秀鵬に背中から突き落とされた。「変化も想定はしていたが、上半身ばっかりで急いで、足がついていかなかった」という。以前からの課題を最後に再認識させられた。

 中日から6連勝して一気に白星を伸ばした今場所を振り返り、「前半戦は分からないことだらけだったけど、中日でつかめた感覚だった。最後は課題が残ったが、どんな立ち合いが来ても自分の立ち合いができるように改善したい」と充実した表情で語った。飛躍が期待される来年に向けて「体を大きくして、一層基礎を大事にして、地力を付けたい」と話した。

 新十両2人を追いかける同学年の幕下力士は、元横綱・大鵬の孫で、東7枚目の納谷(19)が4勝3敗で勝ち越した。来場所は、自己最高位の6枚目を更新しそうだ。東4枚目の塚原(20)は3勝4敗で負け越したが、10枚目付近にはとどまる見込み。ともに初場所の成績しだいでは、関取の座が見えてくる。【黒川優】

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