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目をそらさないで

「ダブルケア、その時」編/5止 情報、知ることから 「人ごとじゃない」

講師の桜井雅美さん(右)からアドバイスを受けながら、将来について話し合う若い夫婦たち=愛知県東海市で7月、加藤沙波撮影

 子育てと介護を同時に担うダブルケアの当事者を取材していると、「親が元気なうちに将来のことを家族で話し合っておけばよかった」という声を聞いた。介護は突然始まり、いつまで続くか分からない。育児や家事で親を頼りにする家庭は多く、子育て中の世帯は介護の可能性について考えておくべきではないか。

 愛知県東海市が発行する男女共同参画情報誌「40代のワーク・ライフ・バランス」の中に、ダブルケアに関する項目がある。行政の支援制度などが書かれている。制作した同県武豊町のNPO法人「Smiley Dream」理事長、桜井雅美さん(48)に聞くと、20年ほど前、乳児を抱えながら親を介護していたという。食事すらままならない日々で、役立つ情報を探す余裕は無かった。「『知っている』ことは、自分の身を守ることにつながる」と感じてきた。

 桜井さんは毎年、東海市で育児休業中の女性向け連続講座を開いている。うち1回は夫婦で家族の将来設計や家事の分担について話し合う。7月の講座では、参加した夫婦が1枚の紙に今後30年間の夫婦、子、親の年齢を書き込んでいた。介護の可能性が高まる時期の夫婦と子の年齢が視覚化できる。「共働きで子育てと介護は大きな問題。リアルに(その年齢が)近づいていることが分かるよね」と桜井さんは語りかけた。そして、勤め先…

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