難民認定を求める在日クルド人青年ドゥルスン・ラマザンさん(22)は25日、東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都文京区)で開催された「青年との集い」でフランシスコ・ローマ教皇と面会を果たした。
笑顔で握手した教皇はラマザンさんに国籍を聞くなどしたといい、ラマザンさんは「緊張しすぎて用意していた話はできなかったが、わざわざ握手をしてくれとてもうれしかった」と感激を語った。
教皇は集いで「皆さんの中には、他の国から避難してきた人もいるでしょう。私たちが望む未来の社会を、一緒に作り上げることを学んでいきましょう」と強調。ラマザンさんら難民申請者が会場に招かれていることに触れ「特にお願いしたいのは、ひどくつらい目にあって皆さんの国に逃れてきた人たちを受け入れることです」と述べた。先進国の中でも際立って難民認定率が低い日本の入管当局の対応を念頭に、受け入れ拡大などの改善策…
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1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。
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