元気だったはずの母がある日突然倒れ、幼い子どもを抱えながらの介護生活が始まった――。子育てと介護を同時に担う「ダブルケア」をテーマにした劇を、県立熱田高校(名古屋市熱田区)演劇部が制作した。17日に開かれた同区の催しで披露されると、生徒の演技に涙する人もいた。【加藤沙波】
劇は、保育園児2人を育てる女性が主人公。母が脳出血で倒れると、住宅リフォームや保険関係の会社などとのやりとりに追われたり、育児と介護、家事が重なったりと、息つく間もない生活を描いた。限界まで追い詰められながらも、子どもたちが成長し、介護を手伝ってくれるようになる喜びも表現した。
今年度からダブルケアの研究プロジェクトを展開する名古屋学院大(同区)が、広く知ってもらおうと熱田高演劇部に依頼したことがきっかけ。当事者らで作る団体「ダブルケアパートナー」代表、杉山仁美さん(38)=同市瑞穂区=の経験をもとに、生徒が脚本を書いた。
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