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袴田さんミサ招待 教皇、にじむ「死刑廃止」 面会は実現せず

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ミサに臨むフランシスコ・ローマ教皇=東京ドームで扠日午後4時10分、梅村直承撮影
ミサに臨むフランシスコ・ローマ教皇=東京ドームで扠日午後4時10分、梅村直承撮影

 フランシスコ・ローマ教皇が25日に東京ドームで執り行ったミサに、1966年の「袴田事件」で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定で釈放された袴田巌元被告(83)が招待され、参列した。袴田さん側が求めた面会はかなわなかったが、教皇の死刑廃止への思いがにじんだとの指摘もある。

 午後4時から東京都文京区の東京ドームで行われたミサには、信徒ら約5万人が集まった。2階席まで埋め尽くされる中、袴田さんと姉の秀子さん(86)には、教皇が間近に見える前列の席が用意され、2人は黒の服を身にまとって参列。教皇が会場を車で周回した際、袴田さんは立ち上がってその姿を見ていた。

 袴田さんは1966年に逮捕され、84年に死刑囚として収容されていた東京拘置所で洗礼を受けた。2014年の再審開始決定で釈放されたが、東京高裁は18年、地裁決定を取り消し、弁護側が最高裁に特別抗告している。現在は浜松市で秀子さんと2人で暮らすが、死刑囚でありながら社会で生活するという不安定な日常を送っている。長期収容による拘禁症の影響などで会話がかみ合わないという。秀子さんは昨年来、「無実にもかか…

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