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強化打ち出す国、苦悩に満ちた現場…追い込まれ、心を病む児童福祉司が後を絶たず

自治体の回答からは児童福祉司らが保護者への対応に苦慮し、多忙さに追われる実態が浮かびあがった

 難しい保護者対応、子どもの命のために時間外も続く緊張感――。全国の児童相談所に勤める児童福祉司の50人に1人が精神疾患を理由に休暇・休職に追い込まれていたことが毎日新聞の調査で浮かび上がった。国は児童福祉司の増員と機能強化策を打ち出したが、一つ一つに慎重な判断を要する業務の負担は人員増だけでは解消できず、現場の不安は拭い切れていない。【青木絵美】

 「ストレスを抱え、休職手前の職員はもっといる」。中部地方の児相に勤務する50代の男性児童福祉司は、調査結果に驚きもせず、予備軍はさらにいると指摘した。男性によると、現場を最も苦しませるのは保護者対応の難しさだという。

 児相は家庭への「支援」と一時保護などの「介入」という相反する機能を併せ持つ。「子どもの命を守るため、保護者の意向に関係なく介入する児相に対し、保護者はネガティブな感情を抱く。その後の支援で意見が合わず、保護者から攻撃的な対応をされることがある」と男性は言う。「お前らとは考え方が違う。訴えてやる」。男性の職場でも一時保護を巡り父親からののしられることがあった。

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