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SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』スズキナオ・著

◆『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』スズキナオ・著(スタンド・ブックス/税別1720円)

 大金持ちが、タワーマンションの最上階に住んでいることを自慢げに語ったり、「宇宙に行きたい!」と言い始めたりするのを見て、「この人たち、毎日つまらなそうだな」と感じてしまう。

 今日はイマイチ面白くなかったけど、明日は面白くなるかもしれない。そんな可能性にかけて毎日をこなすためには、あそこまで大胆である必要はない。彼らはいつも無理をしている。

 一方、この著者はちっとも無理をしない。だから、信用できる。大阪と東京を片道2000円台で結ぶ深夜バスに乗りながら、あれこれ考える。バスの隣席で男性が「パピコ」を食べ始めた。右手で1本目を食べ、左手で2本目を持っている。もしかしたら「1本いります?」と言われるのでは、と身構える。

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