ハクチョウの渡り、雪多い年ほど遅く データで裏付け

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伊豆沼に集まったオオハクチョウ=宮城県栗原市若柳で2019年11月20日午前11時43分、山田研撮影
伊豆沼に集まったオオハクチョウ=宮城県栗原市若柳で2019年11月20日午前11時43分、山田研撮影

 宮城県内全域で15年間に観察されたハクチョウ類の個体数を同県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)などが分析したところ、2月に降雪の多い年ほど3月になっても多くが残り、1月の数からの減少率は低くなる傾向にあるとわかった。一方、雪の少ない年は減少率が高い傾向にあった。日本からシベリア方面への「渡り」は、雪が多い年に遅く、少なければ早いと古くから言われてきた降雪量との関係が、初めてデータで裏付けられた。【山田研】

 同財団総括研究員の嶋田哲郎さんと、千葉県生物多様性センターの森晃さんが分析した。全国的には年1回しかない渡り鳥の個体数調査を、宮城県は毎年11月の渡来期、1月の越冬期、3月の渡去期の年3回、実施。ほぼ同じ約500カ所で半日、自然保護員らが目視で数える。嶋田さんらは2000~14年度までの15年分のデータを基に分析した。降雪量は飛来数が最多のラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」(栗原市・登米市)…

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