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チャンプになった女子高生 18歳のキックボクサーAyakaさんが、17歳上“ムエタイ・ママ”に判定勝ち

チャンピオンベルトを締めてリングに立つAyaka選手。右後方は稲垣喜大トレーナー=大阪市で24日、DEEP☆KICK提供

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 三重県伊勢市のキックボクシングジム「健心塾伊勢支部」所属の高校3年生で女性プロの原谷彩香選手(18)=リングネーム・Ayaka、同県松阪市在住=が、ミネルヴァ・ピン級(45・3キロ以下級)の日本チャンピオンとなった。Ayaka選手は「相手が強すぎて練習通りの力は発揮できなかったかも。苦しい戦いでした」と激戦を振り返り、「たくさんの応援のお陰でベルト、とれました。ますます強く、大きくなって、お礼をしたい」と語った。

 Ayaka選手は同県立久居高(津市戸木町)のスポーツ科学コース3年。24日に大阪市で開催された日本チャンピオンの王座決定戦「DEEP☆KICK41」で、祥子選手(35)=JSKキックボクシングジム・さいたま市=と対戦、3ラウンド判定勝ちした。

Ayaka選手(右)のパンチが祥子選手をとらえる=大阪市で24日、DEEP☆KICK提供

 ミネルヴァ・ピン級の日本ランキングでAyaka選手は1位。2人の子の母親で“ムエタイ・ママ”の愛称を持つ祥子選手は2位。同階級のチャンピオンが別階級に転向したため、不在となっていたチャンピオンの座を懸けた戦いで、この日のメインイベントだった。

 試合は1ラウンド3分で3ラウンド勝負。関係者によると、1ラウンドでのAyaka選手は緊張のためか動きは固かった。身長150センチのAyaka選手がパンチで前進しようとするが、160センチの祥子選手が前蹴りとミドルキックで阻止を続ける。だが、試合が進むにつれて普段のペースを取り戻したAyaka選手は、パンチとキックを連打、手数と積極的な攻撃で、激戦のフルラウンドを制した。

 勝利を告げるアナウンスが会場に響き渡ると、同支部長で、コーナーに付き添っていたトレーナーの稲垣喜大さん(39)とAyaka選手は抱き合って号泣した。「言葉を掛け合うことなく、2人で思いっきり泣いてしまいました」と稲垣さん。激戦を振り返り、「祥子選手のファイトからは本人の熱い思いがリングサイドまで伝わってきた。それだけに苦しい試合だったが、Ayakaは練習の成果を存分に出してくれた」と語った。

 地元からも多くのAyakaファンが会場に駆け付けた。その一人の50代女性は「リングの上のAyakaは野性的で引き締まっていて、普段から知っている様子とは別人でした。女性だからパンチやキックが顔に当たらなければいいと祈りながら応援してました。チャンプ、おめでとうという気持ちでいっぱいです」と興奮気味に話していた。【尾崎稔裕】

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