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クイーンと野田のQ

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 ロック史に名を刻むクイーンの名盤「オペラ座の夜」と、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きに野田秀樹が紡ぐ物語がこれほど響き合い、想像を超えた深遠な世界を織り成すとは。2年半ぶりの新作となるNODA・MAP公演「Q:A Night At The Kabuki」(12月11日まで上演中、東京芸術劇場プレイハウス、演出も野田)である。

 野田は、敵対する家に生まれたロミオとジュリエットのわずか数日間の燃えるような恋の行方を、源平合戦の世に置き換えた。さらに、死で終わるはずの源の愁里愛(じゅりえ)(広瀬すず)と、平の瑯壬生(ろうみお)(志尊淳)という若きカップルに、もう一つの人生を提示する。彼らの運命を変えようと奮闘するのが、「それからの愁里愛」(松たか子)と、「それからの瑯壬生」(上川隆也)という奇想が何とも野田らしい。

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