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メディア時評

批判精神足りない「総括」=秦美香子・花園大准教授

秦美香子 花園大准教授

 7日朝刊のクローズアップ「ラグビー熱 日本席巻」は、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の「総括」と銘打っていた。赤字の予想に反して観客動員数が非常に多かったこと、文部科学省がラグビーの普及や選手強化に関する検討会を設置すること、日本ラグビーフットボール協会が小中学生を対象とした普及活動を全国で始めることなどが紹介されていた。応援ムードに寄り添った良い記事なのかもしれないが、批判精神と視点の多様性という点で物足りなく感じた。

 まず、文科省が設置する検討会への問題意識が記事中にない点が気になった。競技団体が大会の成功を機に競技人口を増加させたいと考えるのは当然であるし、W杯のレガシー(遺産)をより良い形で残していくことは多くの人の願いでもあるだろう。しかしそれを政府が全面的にバックアップすることについては、冷静な分析が必要なのではないか。ラグビーの普及を他競技よりも優先的に検討することの妥当性を問う(または解説する)視…

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