<命ある限り documentary report 252>
10月中旬、九十九里浜にほど近い千葉県睦沢町の自宅のアトリエには、油絵の具の匂いが立ちこめ、窓から見える庭の木々は色づき始めていた。「卒寿展をやったら自分の寿命が終わるんじゃないか。間に合うように作品を作らないと」。洋画家の朝比奈隆さん(87)は今、卒寿に合わせた個展に向けキャンバスに向き合う日々を過ごしている。
50代でぼうこうがんになり、70歳で全摘出手術を受けた。今年に入ってその傷痕がうずき始めた。「手術の賞味期限かな」。痛みがあの夏を思い起こさせる。
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