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号外大飯原発の設置許可取り消し 原告側勝訴 大阪地裁判決
映画「読まれなかった小説」の一場面

 大学を卒業し、トロイ遺跡近くにある故郷の町に戻ってきたシナン(アイドゥン・ドウ・デミルコル)。作家を志し、地元を舞台にした小説を本にしようと出資者を探すが誰にも相手にされない。一方、教師である父が、競馬で借金を重ねたり、水脈があると信じて地面を掘り続けたりして、町での評判が良くないことを知る。周囲に見下され、家族に迷惑をかけ、それでもへらへらしている父をさげすむ気持ちが強まっていくシナン。しかし彼の書いた小説が2人の関係を変えていく。

 父と息子、男同士の物語が中心だが、私は2人を取り巻く女性たちが気になった。理屈ばかりの男たちを横目に、淡々と現実に対応して生きる女たち。特にシナンの母は出番もセリフも多くはないが、細やかな描写で複雑な心情が伝わる。社会からはみ出しかけた夫と息子を冷静に見ながら、軽蔑も見放しもしない。それは監督自身の人間の見方なのかもしれない。3時間9分。トルコのヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督。東京・新宿武蔵野館ほ…

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