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続・西谷流地球の歩き方

分断の歴史を語る「公園」

テンペルホーフ空港跡地=西谷文和さん提供

 ドイツの首都ベルリンの市内中心部には巨大な「公園」がある。公園内部は芝生が敷き詰められていて、大きな舗装道路が緑の芝生を貫いている。実はこの場所、ナチスが建設したテンペルホーフ空港の跡地。1945年、旧ソ連軍がベルリンを陥落させ、首都は東西に分割される。この時の「功績」でベルリン周辺はすべてソ連の影響下にある東ドイツに組み込まれたため、西ベルリンは陸の孤島になった。

 やがて米ソ冷戦が始まり、戦後賠償問題などで東西が対立する。そんな48年、旧ソ連は西ベルリンにつながる道路や鉄道を封鎖。西ベルリンを「巨大な監獄」に変えてしまったのだ。市民を兵糧攻めにすれば、困窮した人々は旧ソ連に援助を求めるだろう。そうなれば「西ベルリン」が崩壊し、すべては「東ベルリン」に統合できる。スターリンの身勝手な作戦。閉じ込められた人々を放置すれば大量の餓死者が出る。援助物資を届けるには…

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